鳥学会2017年度大会@つくば市
公開シンポジウム
生態学者 vs 外来生物 本気で根絶, 本気で再生 奄美・沖縄・小笠原
日時:9月18日(月・祝)9時30分から12時00分(予定)
場所:春日講堂(筑波大学筑波キャンパス春日エリア)
入場無料 事前申し込み不要
コーディネーター:川上和人・小高信彦(森林総合研究所)
外来生物は鳥類保全上の大きな課題となっています.特に島では問題が深刻化しており,多くの駆除事業がおこなわれています.
しかし,各地で駆除を経験した結果,次なる問題が生じてきました.駆除の技術的限界,地元との合意形成の難しさ,予想以上に複雑な生物間相互作用などに直面し,駆除すれば解決という単純なものではないことがわかってきたのです.
意外にも鳥学会大会では,これまで外来生物問題をテーマとした公開シンポジウムが行われていません.そこで今年は,奄美群島(亘悠哉・森林総研),沖縄やんばる地域(長嶺隆・どうぶつたちの病院沖縄,小高信彦),小笠原諸島(川上和人,堀越和夫・小笠原自然文化研)の事例を紹介して議論を行います.
この問題は社会的な問題であり,行政や専門家のみでは解決できません.情報共有と課題解決のため,学生や一般の方も含め多様な立場の方の参加をお待ちしております.
プログラム
1)「激動の奄美:大詰めのマングース対策、回復する希少種、それを食べだしたノネコ」
亘悠哉(森林総合研究所)
2)「回復する森林生態系:沖縄島北部やんばる地域の固有鳥類と外来種マングース対策」
小高信彦(森林総合研究所)
3)「やんばるの森の脅威 ノイヌ、ノネコ問題 ~終わりなき戦いを終わらせるために~」
長嶺隆(動物たちの病院沖縄)
4)「海洋島小笠原の憂鬱:対策は1種2種では足りません」
川上和人(森林総合研究所)・堀越和夫(小笠原自然文化研究所)
画像をクリックすると高画質のポスターとチラシ(PDF)がダウンロードできます.
本公開シンポジウムは、科研費の研究成果公開促進費17HP0021の助成を受けて開かれます.